同じ中学出身というだけでよく知らない同級生・宇海(うみ)と、高校でクラスメイトになった逢芽(あめ)。新しい環境で空回る宇海を放っておけず、助け船を出したことをきっかけに少しずつ宇海との距離が近づき始め――。 中学生の時、吹奏楽部で部長をしていた逢芽。そんな彼は自身の代では全国大会で金賞を獲ることができなかったことに責任を感じていたのだった。 久しぶりに中学で同じ吹奏楽部に所属していた、トランペット奏者の太洋と再会し、彼に「金賞が取れなかった“だけ”。逢芽は悪くない。」と励まされる。しかし逢芽にとっては“だけ”で済むことではなく、過去の苦しみを乗り越え、もう一度本気で吹奏楽に取り組もうと、闘志を燃やしていた。 GWで自主練をしようと部員に呼びかけた逢芽は、音楽室へと向かう。しかしなぜかそこに太洋も参加することになってしまい…。 吹奏楽コンクールのエントリーを認めてもらうため、部長が選んだ1曲をみんなで練習することに。しかし今まで緩く活動してきた結果、腑抜けた音を奏でるばかり。そんな演奏を聴いた太洋に今のままでは全国大会どころか地区大会止まりだと指摘されてしまう。それでも逢芽は、今の部員のことも、ブレてばかりな自分のことも信じて突き進むと宣言する。 太洋との再会で、より気合いが増した逢芽。再び始まった練習で逢芽が奏でた音色は、ブレることなくまっすぐに校舎に響き渡って―――!!